2017年の東京モーターショーにて発表されたマツダの次世代デザインコンセプトカー「マツダ VISION-COUPE 2017」を忠実に再現したモデルです。
モデル化にあたっては実車取材を行い、実車の3Dデータをベースに、意図的な形状の強調や省略を行わない、客観的な造形を目指しました。VISION-COUPEは形状的にはシンプルですが、緩やかな膨らみや凹みの連合体であるため、1/18のモデルカーとして縮小するために、その表現を適正化することに拘っています。モデルカーは製品化にあたっては、マツダでの監修を受け、実車のデザイナーからもお墨付きをいただいています。
VISION-COUPEのデザイン上のポイントとして、前後ウィンドウを繋ぐ屋根部分が広大なグラスルーフとなっている点が挙げられますが、こちらの再現にあたっては平滑な三次曲面の表現に優れ、ボディとのフィッティングにも優れるインジェクション成型の透明プラスチック部品を使用しています。またウィンドウ類は実車同様、スモークグレーの彩色を施しています。
ボディ随所にあしらわれる加飾パーツ類、そしてホイールは、メッキ掛けしたパーツの上からスモーククリアーをコーティングして、実車同様のダーククローム仕上げとしています。
マツダは軸足をSUV/クロスオーバーに置いてから久しかったため、マツダ6(アテンザ)の存続も危ぶまれていましたが、2024年4月の北京モーターショーでその後継機種であろう、EZ-6コンセプトを発表。その張りのあるリアフェンダー付近の造形にVISION-COUPEを思い出した方も多いのではないでしょうか。今こそ再確認したいVISION-COUPEの美しさを、是非弊社のモデルを通じて記憶に焼き付けていただければ幸いです。
※台座、クリアーカバー、シリコンクロス付属
2015年の東京モーターショーにおいて大きな話題を呼んだマツダ RX-VISION。ロータリーエンジンの搭載を前提とした2ドアの2シーター・スポーツカーのデザインスタディとあって、次期RX-7とも噂されましたが、現時点でも残念ながら市販には移されていません。
そんなRX-VISIONの登場から遅れること2年、マツダが提唱する“クルマに命を与える”「魂動」なるデザイン・コンセプトをさらに昇華させたVISION-COUPEが東京モーターショーで発表されました。しかしすでにロータリーエンジンに関する言及は無く、直6エンジンと後輪駆動の搭載を前提したものであるというのが一般的な見方だったようです。
フロントマスクは昨今の市販車にも通じる五角形がモチーフとなったグリルと極細のヘッドライトで構成され、ボディ全体は無駄なプレスラインを廃し、微妙な面の張りや凹みを組み合わせて陰影をつけた“リフレクションの美しさ”を追求。
またVISION-COUPEは名称こそクーペとされますが、パッケージングはRX-VISIONとは異なり、リアドアを備えたスポーツセダンとなっていました。フロントウィンドシールドからルーフが連続したグラスエリアとしてデザインされているのもVISION-COUPEの特徴のひとつとなります。