2006年に登場した997シリーズのGT3系グレードのマイナーチェンジ版である997.2型(後期型)GT3のクラブスポーツ仕様として製作された「ポルシェ 911(997.2) GT3 クラブスポーツ 2010」を忠実に再現したモデルになります。
997.2 GT3のモデル化にあたっては日本国内ない存在する数少ない現車の取材が叶い、3Dスキャンを行える運びとなりました。
外観ではフロントフォグ、テールランプはインナーユニットの形状を正しく再現、なおかつインジェクション成型のクリアカバーを作成することによりリアルな再現を目指しております。
センターロック式のホイールは、真鍮を切削して原型を作り、それをホワイトメタル製鋳造部品に置き換えることで、切れ味鋭いモールドで細いスポークを再現しています。
当モデルカーの意味一番の見せどころであるインテリアはロールケージや消火器、スポーツシートなどを新規作成して、実車のハードなイメージをしっかりとトレースしています。シートのカーボンシェルなども見え難い箇所ですが意匠だけでなく質感にもこだわっています。
今後も997シリーズに関しては続々とラインアップを拡大予定です。GT3というと見た目も派手なRSに注目が集まりがちですが、玄人好みのピュアスポーツとして評価の高いGT3クラブスポーツのモデル化に“深い911ファン”ならば、大きな意義を見出して下さることと確信しております。
※アクリルベース、クリアーカバー付属
※2025年1月発売予定
※Released in January 2025
1964年のデビュー以来、現在の992シリーズで8代目となるポルシェ911。現在は4代目以前の空冷エンジン時代のモデルが非常に高い価値を付けますが、5代目以降の水冷エンジン世代で熱心なポルシェファンからの支持を受けるのがGT3系グレード車です。そのグレード名称からもお察しいただけるように、GT3はFIAが定めるホモロゲーションに合致させるために軽量化&高性能化が施されたモデルとなります。GT3にはさらに軽量かつコンペティションスペックを与えられたRS(Renn Sport;レーシング・スポーツ)仕様も存在します。GT3系の特徴は、各世代、常に最高出力を持つ自然吸気ユニットが搭載されている点となります。
997シリーズのGT3系グレードは基準車の登場(2004年)から遅れることに2年、2006年にラインナップされています。2009年にフェイスリストを受け997.2型(後期型)と呼ばれるようになった911 GT3では排気量を3.8Lに拡大。エンジンパワーは997.1型(前期型)比で20馬力アップの435psとなっています。
997.2型はエクステリアも大きく変化しました。フロントバンパー、リアバンパー、リアウィングなどが変更を受けています。特にリアウィングはウィングフラップが独立する形状となり、よりレーシングカーのイメージに近づきました。フロントのウィンカーユニット、テールランプの形状も変更を受けました。
よりコンペティティブな「GT3 RS」やレーシングカーである「GT3 RSR」の基準車となる911 GT3は、そのパフォーマンスの高さや希少性から、これからも価値を上げていくことになりそうです。
発送予定日:未定